本当にあったおかしな話し
これからお話しすることは、実におかしな話しです。
しかし時々どころか、意外と私達もやりがちなことがある、お話しです。
Gメソッドを実践されているAさんには87歳の年取った母がいます。
だいぶ年寄りですし、体がとても細くて小さいのです。体重が40キロに満たない35キロくらい、小柄な細いお婆ちゃんです。
細いので皮下脂肪もほとんどなくて、体脂肪率はアスリート並みの4%くらい、
ただし筋肉はありませんが、そのために超寒がりなのです。
夏が過ぎて、10月に入り一年の中で一番過ごしやすい気候になりました。
しかしAさんの87歳のお母さんにとっては寒いのです。
夏のみんなが熱い熱いと言っているころが、ちょうどいいというのですから、だいぶん体温感覚が違います。
10月になって、あまりに寒い寒いというものですから、昔買った上等の30万円の布団を使ったらどうかと、毎年言ってきたことをまた今年もチャレンジしました。
聞くところによると、Aさんのお母さんは、30年前くらいに30万円の超高級布団を買っていたのです。
なにか特別の繊維でできていて、軽いけどメチャクチャ暖かいという優れものだというのです。
しかしそのおばあちゃん、今使うのはもったいない、といってなかなか使おうとしません。そして30年の歳月が流れました。
いつ使うのか?と以前から聞いていましたが、
これはとんでもなくおかしな話なんですが、死んでから使ってくれというのです。
病院でなくなります。ご遺体は、家に運ばれてきます。
ほんのしばらくだけ自宅で布団に寝かせてから、葬儀屋さんがきてお棺に入れていきます。
そのしばらくの時に、近い親戚が来た時におかしくないように、30万円の布団を使って欲しいということなんです。
なんでも、昔こんなことがあったというのです。
親戚の人が亡くなった時に、すぐにお悔やみに行った時に、汚れた布団が敷いてあった。それがみっともなかったというのです。
それで自分が死んだ時に、その30万円の暖かい高級な布団を使って欲しい、それをいま使うのはもったいないというのです。
そして、今はというと、古くて、薄っぺらな、だいぶ汚くなった布団を使って、寒い寒いと言っているのです。
皆さん、この話は実話です。
どう思いますか?
そこでもう87歳なので、これ以上使わないと、本当に使わないまま死んでしまう!
今年は例年以上に強く勧めました。
『なにを考えているの! 死んでからいい布団に寝てもしかたないでしょ!』
と半ば強制的に、古い布団を捨ててしまいました。
すると、しかたなくしぶしぶ超高級30万円布団を使うしかなくなったのです。
もったいない気持ちを捨てきれない中、その30万円の布団を使ってみると、驚くべきことに、これがメチャクチャ暖かい。重さはとても軽いのですが、ぽかぽか暖かいのです。
温泉にしばらく入っていると、後もかなり暖かくなるように、起きてからも暖かいそうなのです。
Aさんは、田舎の年寄りが騙されて買わされた布団かな?思っていましたが、実に暖かくて、ぐっすりとよく眠れるようになった。
超すぐれもののお布団でした。
捨てた布団は薄くて、その割には重くて、圧迫されて、そして寒い。
まさに真反対の布団でした。
そのせいもあってか、使い始めて約1ヶ月くらいですが、体調がとてもよくなりました。元気になりました。10歳寿命がのびたのかもしれません。
よい布団でよい睡眠が取れると言うことは、健康的にとてもよいことなのですね。
死んで体が冷たくなってからでは、
流石に30万円の高級布団でも、死体を温めることはできなかったでしょう。
残念ながら、死体まで暖かくする布団は未だ発明されていません。
考えを変えさせられる
今回は87歳なおばあちゃん。もったいないから今は使わない。そのうち死んでしまってから、使って欲しいと言う考え方。
今を楽しまないで、将来の楽しみのために、今は苦しくても耐えていこう。
そのように、未来のために、今をひたすら忍耐したり、苦労したり、犠牲になったり、我慢したり、していく傾向のある人がよくいたりします。
今を楽しめない。今を喜べないまま、将来のためにと、考えているうちに人生が終わってしまう。
それでは、死んでも死にきれません。
生きているうちに幸せになりましょう。そのためには、今が分岐点です。
Gメソッドは、今をいい気分になると、宇宙の根源の愛のエネルギー、創造のエネルギー、喜びのエネルギーが流れてくるのです。
明日いい気分になろうとしても、流れてきません。
来年いいきぶんになろうとしてま、流れてきません。
今を、いい気分になることを決意することが大切です。
今、感謝して、喜んべるように、気分を転換することを心に決めていくことが重要なのですね。
明日はいい気分になる、
来年はいい気分になる、
10年後はいい気分になる、
では遅いのです。
今!なのです。
今!苦しみの鎖から解き放たれて、いい気分になることを決意していきたいものですね。
死んでから、いい布団に寝ても意味がありません。
死ぬことを、永眠という表現をしますから、誰でも死ねばよく眠っているのです。
生きているうちに、いまいい布団に寝るようになって、そのおばあちゃんとても元気になり喜んでいます。
暖かいいい布団は、生きているうちに使いましょう。生きている体を暖かくしてくれます。
まとめ
これは笑い話のようですが、意外と私達も同じようなことをしていることがあるものです。
今なにかすると、もったいない。
今の大切な時を先延ばしにして、今喜ぶことを先延ばしにして、今いい気分でいることを先延ばしにして、結局は幸せになれない。
今をいい気分になって、今喜んで、喜びの未来を創り出していく、それがGメソッドなのです。